CAW MANIFESTO (Manifesto of A Hunters Dream)

分散型ソーシャルクリアリングハウスに関するマニフェスト …(別称) CAW

我々の中には、時の流れの中で分散化の概念を忘れてしまった者たちがいる。

彼らは、ビットコインが作られた理由やブロックチェーンや暗号通貨が解決すべき問題を忘れている。

本来、分散型とは特定の個人や団体・組織がシステムのコントロール権限を持たないことを意味している。

分散型システムでは、特定の個人が私利私欲でシステムの改竄を行うことはできません。

これは、技術的な観点（つまり、スマートコントラクトを使用して取引を停止したり、プロトコルを無効化できる権限を持つ開発陣）と金融的な観点（例えば、n+1（無限）のトークンを持っていて、それらの売買を自由にできる事業者）から説明できます。

しかしながら、適切な分散型システムにおいても、クジラと呼ばれる大口所有者や独自の基礎が存在しないわけではありません。

ネットワークや「事象」に対して、無秩序的な振る舞いや絶え間ない行動によって大きな影響を与えることができるものも常に存在するのです。

CAWは何もないところから始まりました。開発者も、情報も、コミュニケーションの媒体もありませんでした。ただコントラクトがあるだけです。

CAWの意図を自分たちで発見する自由が与えられました。

そして、それはうまくいったので、CAWの第2フェーズの仕様を発表したいと思います。

しかし、その前に言っておかなければならないことがあります。

これはあくまでも仕様です。プロトコルを作成して導入するのはCAWmmunityに任されています。
スマートコントラクトを開発・検証するためにピアグループを作成することを強く推奨します。
このプロセスにはリーダーが存在しないため、あらゆる関係者がプロセスの所有権を主張しようとします。「全てを行うことができる」と言いながら、完璧なバックドアのある完全なコードを書くいかにも親切そうな人も出てくるでしょう。公開されたGithub上でCAWmmunityによってレビューと承認を受けたコントラクトのみが受け入れられます。
導入後、導入した者はコントラクトに対して保持するすべての鍵を放棄しなければいけません。マルチシグや更新可能な代理人は存在しないことになります。
導入したことが特定の人間の利益や優位性につながるようなことを行わず、皆が同等になるためです。単純にコントラクトを正しく導入することです。

私たちは提案します。

a. 多くのオンチェーンスマートコントラクトからなるプロトコルで最大420文字のメッセージ送信またはp2pに関するもの
b. このプロトコルと対話するためのフロントエンドの仕様（これらの多くは作られるでしょう）
プロトコルとコントラクトの一般的な機能は以下の通りです。

i. NFTをミントする過程でCAWをバーンします。バーンされたCAWはバーンアドレス（0x0）に入ります。NFTはあなたのユーザー名となります。

a. ユーザー名の文字数が少ないほど、コストは高くなります。
b. すべてのユーザー名は唯一無二で、特殊文字（絵文字など…）や大文字を使わず、a-zと0-9を使用することができます。

ii. ユーザーのすべての活動および交流や資金の流れは、NFTのユーザー名を介して行われます。このNFTを所有する者は誰でもそのアカウントにアクセスすることができます。これは例えば、CAWの残高およびそのユーザーのダイレクトメッセージ（DM）へのアクセスなどが含まれます。

iii. NFTの所有権者および管理は完全にオンチェーン化されます。例えば、ユーザー名「cawdev」が登録されると、関連する全てのデータとともにオンチェーンに直接保存されます。

iv. NFTを所有することで(注：ステーキングではありません。所有です。)、ユーザーはCAWをコントラクトウォレットに預けたり引き出したりすることができます。NFTの所有権はこのウォレットの鍵として機能します。複数のNFTを使用するユーザーは、それぞれのNFTに関連付けられた固有の番号で、任意のNFTを指定することができます。

v. ユーザは、プロトコルを通じて以下の方法でCAWを消費することができます。

i. CAWを作る（ツイートと同じようなもの）。

a. このコストはCAWで徴収され、他のすべてのstakerに比例して分配されます。

ii. 他の人のCAWに「いいね！」をする。

a. これはチップに近いものです。CAWが徴収され、OP（original poster、元の投稿者）のウォレットに直接送付されます。

iii. ReCAW（リツイートと同じようなもの）。

a. その費用はCAWで徴収され、OPのウォレットに送付されます。

vi. CAWを受け取るためには、オンチェーン処理手数料（Gas）がほとんどかからない契約を想定しており、署名によってユーザーとアプリケーション間でCAWのバランスが取れるようになっています。
ユーザーがガスを使わなくてはならなことは以下の通りです。

a. NFTを作ること
b. CAWの預け入れまたは引き出し

vii. ダイレクトメッセージは「無料」で2つのアカウント間で実行されるべきです。この際、安全なピアツーピア・メッセージングを可能にするハンドシェイクは、管理者の介入のない形で実行されます。グループチャットは不必要に複雑になるため、現時点では推奨されません。

viii. すべてのデータは永久に保存されます。イーサリアムネットワークの制限により、Arweaveまたは類似のブロックチェーンが好まれる場合があります。CAWの流動性はいずれQOMQQL1へ移行する可能性がありますが、技術的なメリットが明らかになり、変更が明白になった時点で対応されるでしょう。

データの保存は、完全に信頼性でき、かつ、永続的なものでなければなりません。

プロトコルの改善にとって、検閲に強くて自己管理できることがいかに重要であるかは言うまでもありません。

CAWは、独自のオンラインコミュニティを構築するための純粋なツールキットを提供することのみを目的にしています。

そのため、プロトコル自体とフロントエンドの間には明確なギャップがあります。

基本的なこととして、CAWのコントラクトにはデータの保存と通信の管理者が存在しないため、何でも投稿可能です。

私たちは純粋ではないため、どのような投稿が行われるかは理解しています。

この際、CAWが作られた理由を不明瞭にするようなコンテンツの制限は、フロントエンド次第です。

とはいえ、プロトコルレベルでは、ユーザー名やメッセージがブロックされたり隔離されることはありません。

スマートコントラクトの所有権を放棄するという性質上、そのようなコンテンツの制限ができる人は誰もいないのです。(マルチシグも更新者もいないコントラクトの放棄が重要である理由がお分かりいただけたかと思います)。

さて、フロントエンドについてです。誰でも自由に自分のフロントエンドを作ったり、管理したりすることで、好きなように表示すること（あるいは表示しないこと）ができます。

cawing/ウォレットやインスタントメッセンジャーのプラットフォームとして機能することを目標としており、多くのモバイルアプリやブラウザの拡張機能が開発されることを我々は期待しています。

よりスムーズなメッセージングを実現するため、署名は高速で目に見えないものにします（毎回メタマスクに署名するのは面倒です）。

私たちは、程度の大小はあったとしても「中立」であるアルファ版のフロントエンドをコミュニティが作ることを推奨します。

アルファ版において、あからさまな憎悪/暴力や、ひどく違法な振る舞いをフィルタリングすることもできますが、まずは、私たちが世界に勝たなければならないことを忘れないでください。

他の人たちは何を表示すべきかに関してのより良いアイデアを持っているかもしれませんし、彼らの権限で彼ら自身のフロントエンドを作成して管理することができるはずです。

つまり、CAWはTwitterのようなものです。ただし、法律や中央集権的な検閲に縛られることはありません。

フロントエンドは、自分たちが適切と考えるようにコンテンツを調整することもできますし、あるいは満たすべき法的なガイドラインを遵守することもできます。

そして、あなたがあるフロントエンドにブロックされたとしても、あなたは制御されることはなく、プロトコルそのものは自由に利用することができます。

付録

a. 個人がNFTユーザーネームを売買し始めることは明らかです。そのような取引のため、コミュニティのメンバーがコストのかからないCrypto Punkのような信頼できるコストのかからない取引所を作ることは賢明なことでしょう。とはいえ、CAWの規模が大きくなればなるほど、多くの人がopenseaやlooksなどの手数料が必要なマーケットプレイスを利用することになると認識しています。つまり、NFTSを作るコントラクトの開発陣は、openseaからの手数料を自分自身で設定する技術的な能力を持つことになります。

私たちはこれを良いことだとは思っておらず、取引手数料が設定されてプライベートウォレットに送られることがないように、コミュニティに自己監視/放棄を求めます。
もし、あなたのウォレットが取引手数料を受け取っているのであれば、投稿された内容に対して責任を負うことを意味します。

b. 経済面に関しては、以下のような数値が議論されており、CAWの実質的なドル換算額を理解できるよう構成されています。

i. 時価総額5,000万ドル（近辺または現在の時価総額）。
ii. 時価総額10億ドル（急騰している典型的なmemecoinの時価総額）。
iii. 時価総額100億ドル（SHIBのような時価総額）。

CAWのバーンがスケールするにつれて現実的に起こりうることを把握する必要があります。
なぜなら、一度動き出したプロトコルのコストを変更することはできないからです。

CAWで必要なコスト計算をします。

i. CAWを送るためのCAWの額（すべてがstakerに分配される）。
ii. CAWを「いいね！」するためのCAWの額。(OPに送られる）。
iii. CAWを「reCAW」するためのCAWの額（OPとStakerに分配される）。
iv. 様々な長さのユーザー名NFTをバーンするための額。

以下の数字を考える上でかなりの計算を行いましたが、見落としがあるかもしれません。
「いいね！」「reCAW」「投稿」のコストは、時価総額100億円であっても常に手頃な価格になるように計算しました。

一方、希少な短いユーザー名に関しては、非常に高い価値があることを保証します。

推奨コストを以下に示します。括弧内に記載の値は、想定する3種類の時価総額（$50M, $1B, $10B）におけるUSドルでの見積金額です。

– 1文字ユーザーネーム（レア！）BURN🔥 1,000,000,000,000（$89,985, $1,799,712, $17,997,120)
– 2文字ユーザー名 – BURN🔥 240,000,000,000 CAW ($21,600, $432,000, $4,320,000)
– 3文字ユーザー名 – BURN🔥 60,000,000,000 CAW ($5400, $108,000, $1,080,000)
– 4文字ユーザー名 – BURN🔥 6,000,000,000 CAW ($540, $10,800 $108,000)
– 5文字ユーザー名 – BURN🔥 200,000,000 CAW ($18, $360, $3600)
– 6文字ユーザー名 – BURN🔥 20,000,000 CAW ($1.80, $36, $360)
– 7文字ユーザー名 – BURN🔥 10,000,000 CAW (90c, $18, $180)
– 8文字以上のユーザー名 – BURN🔥 1,000,000 CAW (9c, $1.80, $18)
……..
– アカウントのフォロー (アカウントとstakepoolに80対20で支払われる) 30000 (na,0.009,9c)
– CAWを送る (最大xxx文字) (stakepoolに100%支払われる) 5000 (na, na, 1.5c)
– CAWを「いいね！」する (アカウントとstakepoolに80対20で支払われる) 2000 (na,na, $0.007)
– ReCAW (アカウントとstakepoolに対して50対50で支払われる) 4000 (na,na,1.2c)

c. 画像のホスティングと管理

i. プロトコルは、画像のホスティングには関与しません。フィルタリング、表示、ホスティングはフロントエンドに任されます。
ii. フロントエンド側では、投稿内に記載された外部参照URLからレンダリングすることを推奨します。もしくは、短縮URLを利用してURLがCAWの文字数制限を超えないようにしてください。

例えば、私のCAWが以下のようなものであったとします。

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